ジェット
ずっと見守ってくれた存在
雪が陣痛で苦しんでいる時
片時も離れずそばに居てくれたジェット
この世に生まれる前から
君に守られていたね
お金がなくて
引越しが多かった我が家
やっと生活が安定してきた頃
犬が増えたり
ちびっ子が絶えない環境になったり
たくさん苦労をかけたね
ジェットの部屋は
我が家で一番陽当たりが良い
暖かい場所
この頃は同じ場所で
眠っていることが多かったね
学校から帰ると
雪とみっちが目を真っ赤にして告げた
雪はミルクの後すぐに
がんセンターに向かい
みっちも仕事が忙しくて
旅立ちを見守ることができなかった
ごめんなさい と
18歳のジェット
覚悟してないわけじゃなかった
子猫園を初めてから
君との時間が減ったのに
ジェットはいつだって
ちょうど良い距離で
そばに居てくれた
冷静で
真っ直ぐで
媚びることなく
嘘がなく
誰の世話になることもなく
安らかに
自分の命の時間を
自分で決めて旅立った
猫の日だったね
その日を選んだのも
ジェットらしいのかな
今日の葬儀は
家族みんな一緒に
ジェットへの感謝を込めて
見送る
その時間までは
触れさせてね
大好きだけでは足りない
育ててくれて
ありがとう
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